「アフリカは物価が安い」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
確かに、アフリカには日本と比べて安く購入できるものがたくさんあります。一方で、アフリカと一括りにすることはできず、国によって物価は大きく異なります。たとえば、アンゴラの首都ルアンダは、海外駐在員向けの生活費が非常に高い都市として知られています。
また、アフリカでは首都と地方都市の間で物価に大きな差があることも珍しくありません。 ケニアも例外ではなく、首都ナイロビと地方では、商品によって価格に違いがあります。
そこで今回は、日本人駐在員も多く暮らすケニアの首都・ナイロビに注目。実際にナイロビで生活していると、どのようなものが安く、反対にどのようなものが意外と高いと感じるのでしょうか。
普段利用しているスーパーで見かける食品を例に、ナイロビの日常的な物価を紹介します。
比較的安い野菜・果物
ナイロビで生活していて、特に安いと感じるのが野菜や果物です。
スーパーでは、トマト、きゅうり、ナス、キャベツ、レタス、じゃがいも、にんじん、ズッキーニ、玉ねぎ、アボカドなど、日本でも馴染みのある野菜が豊富に並んでいます。
たとえば、とある日の買い物で私が実際に購入した野菜は以下のような値段でした。
- 玉ねぎ:1個 約40円
- トマト:1個 約10円
- レタス:1玉 約100円
- ケニア産レモン:1個 約20円
他にも、日本で人気のアボカドもケニアでは1個約50円ほどで購入でき、アボカドをふんだんに使ったワカモレを作るなど、贅沢な楽しみ方もできます。
こうした野菜や果物の安さは、ケニア国内で生産されているものが多いこととも関係しています。
日本とあまり変わらない肉類
ナイロビのスーパーでは、牛肉、鶏肉、ラム肉などが一般的に販売されています。豚肉を扱っている店舗もあります。
価格の目安としては
- 牛肉(サイコロ状):100g 約120円
- 鶏もも肉:100g 約110円
- 鶏むね肉:100g 約100円
- ベーコン:100g 約220円
ほどです。
野菜や果物と比べると、肉類は圧倒的に安いという印象ではありません。
また、日本とは肉の売られ方にも違いがあります。 日本のスーパーでは薄切り肉が一般的ですが、ケニアでは比較的厚めにカットされた肉が多く、ステーキのような形で販売されていることもあります。
日本食を作ろうとすると、薄切り肉がなかなか見つからないというのは、ナイロビ生活で感じるちょっとした違いの一つです。
意外と高い乳製品
ナイロビでは、牛乳、ヨーグルト、バター、チーズなど、乳製品も一通り購入することができます。ただし、乳製品はケニアだから安いとは限りません。
たとえば、
- 牛乳:1L 約190円
- バター:100g 約270円
- チェダーチーズ:100g 約210円 ほどです。
特にバターやチーズは、ケニアの物価全体を考えると比較的高価に感じます。
さらに、輸入品になると価格は一段と高くなる傾向があります。商品によっては、日本とほぼ同じ価格、あるいは日本より高いと感じることもあります
アフリカだから食品は何でも安いというイメージがありますが、乳製品はむしろ高いと感じやすいカテゴリーの一つです。
生産地で価格が大きく変わる加工品・観物
野菜や肉、乳製品以外の乾物・加工物については、生産地・ブランドによって価格が大きく変わります。
- アフリカ産パスタ:100g 約50円
- イタリア産パスタ:100g 約150円
- 挽いたコーヒー豆:100g 約120~390円
- 紅茶:ティーバッグ25個入り 約90円
まとめ:現地で作られているものは安く、輸入品や加工品は高くなりやすい
以上のように、ナイロビの物価は一口に高い、安いということは難しく、ジャンルによって値段に大きな差があります。
ケニア国内で生産されている野菜や果物は、比較的安価に購入できます。
一方で、海外から輸入される加工食品などは、輸送費や関税などが加わるため、価格が高くなりやすくなります。また、冷蔵・冷凍での輸送や保管が必要な商品は、物流コストも加わり価格が高くなる傾向があります。
つまり、全ての商品の価格が安いのではなく、現地で作られているものは安い一方、輸入品や加工品は高くなりやすいというのが、ナイロビの物価を理解するうえで重要なポイントです。
そのため、「アフリカだから物価が安い」と一括りにするよりも、「何が現地で生産されているのか」「何を輸入に頼っているのか」に注目すると、ナイロビの物価の特徴がより分かりやすくなります。
References | Notes
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