商船三井ケニア社
2026年3月25日

第18回日本語スピーチコンテストで感じたケニアの才能

     今年の第18回日本語スピーチコンテストは、3月14日にケニア日本大使館のJICCホールで開催されました。18という数字は、ケニアにおいて成人として認められ、身分証を取得する年齢を意味するため、この大会には特別な意味が込められていると考えられています。出場者たちは非常に意欲的で、スピーチの内容は高度であるだけでなく、発音や日本語での質疑応答能力も非常に高いものでした。司会者は「審査員は優勝者を選ぶのに苦労するだろう」と述べ、私も全く同感でした。もちろん、司会者が言ったように、慣れ親しんだ言語以外を学ぶことを決意した時点で、すべての出場者はすでに勝者なのです。

在ケニア日本大使館で開催された第18回日本語スピーチコンテストに参加した出場者、関係者、スポンサー、学生による集合写真。 スピーチコンテストの主催者と参加者
スピーチコンテストのスポンサーと参加者

今年の参加者は合計21名で、そのうち16名が成人、5名が小学6年生でした。子どもを含め、全員が原稿を持たずにスピーチを暗記して発表しました。日本語は世界で最も難しい言語のトップ5、あるいはトップ3に入ると言われていますが、彼らは強い決意を持って学び、大勢の観客の前で堂々とスピーチを行いました。この成果は、今後のケニアの世代に大きな刺激を与えるでしょう。特に子どもたちが流暢に日本語を話す姿を見て、ケニアの日本語教育が確実に発展していると強く感じました。

当社はスポンサーの一員として、船の写真が表紙に印刷された特製漢字ノートを寄贈し、子どもたちには船のステッカーも配布しました。これらの教材が日本語学習者にとって有益で、学習意欲を高めることを願っています。さらに、他の17社・団体もこのイベントを支援し、日本語教育の広がりへの期待を示しました。

エンターテインメントとパフォーマンス

スピーチの後には余興も行われ、その中で特に印象的だったのは大学生グループによる日本語劇で、家族の大切さを強調する内容でした。また、マンゴゥ高校の男子生徒たちが日本のアニメソング「すずめ(RADWIMPS)」をタンバリンで演奏したのも非常に印象的でした。

第18回日本語スピーチコンテストの余興で演奏を披露する学生たち。 マンゴゥ高校の男子生徒たちが、タンバリンで日本の曲『すずめ』を演奏する
ケニアのJICCホールで開催された日本語スピーチコンテストの交流セッションの様子。 KUの「チーム・ミライ・スクワッド」のメンバーが、演劇『つぐもの』を上演する
スポンサー代表のスピーチ

当社社員のシャロン・キニャンジュイもスポンサー代表としてスピーチを行い、かつて自身も同じコンテストに参加し、2位を獲得した経験を披露しました。この発言に会場は大きな拍手で沸きました。

第18回日本語スピーチコンテストでスポンサー代表がスピーチを行っている様子。 スポンサーを代表して、シャロン・キニャンジュイが聴衆に向けて挨拶した

さらに彼女は、出場者たちに「学び続け、自らを挑戦し続けることで、未来への扉を開いてほしい」と励ましの言葉を送りました。

コンテストの意義と今後への期待

このスピーチコンテストを通じて、多くの参加者が日本語話者と交流し、日本語人材を求める組織とつながる機会を得ています。これにより、日本語を学ぶケニア人の数はさらに増え、ケニアと日本の強い絆が一層深まるでしょう

来年のコンテストはさらにレベルが高まり、審査員がわずか3名の入賞者を選ぶのに苦労することは間違いありません。私自身も来年の開催を心から楽しみにしています。


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