商船三井トルコ社
2026年2月18日

大エジプト博物館 – 2025年11月グランドオープン

     日本人にとっても、観光としてまた、考古学の研究対象として人気のエジプトの歴史。
1902年に開館したカイロ博物館の老朽化に伴い、新たな博物館となる大エジプト博物館が、2024年の部分オープンを経て、2025年11月に全面オープンしました。博物館の場所は、エジプトの首都カイロ近郊のギザにあり、館内からはギザのピラミッド群も一望できます。

夕暮れ時のギザにある大エジプト博物館の外観。ピラミッドをモチーフにした近代的な建築と、黄金色にライトアップされたオベリスクが印象的。

単一文明を扱う博物館としては世界最大級の規模を誇り、最終的には10万点以上を収蔵する予定です。エジプト観光の目玉として、エジプト学のグローバル・センターとして、そして世界有数の文化財保存修復の研究・実践機関となることが期待されています。

日本の政府機関であるJICA(Japan International Cooperation Agency)は、博物館の建設資金協力の他、貴重な遺物の収蔵品の保存・修復に関する技術協力、また、保存修復を行う人材育成の協力を2006年から行ってきました。

4500年以上前に建造されたとされるギザのピラミッドは、多くの謎に包まれています。クフ王のピラミッド建設には、当時、毎日20万人が働き、30年を要したと考えられています。誰が何のために造ったのか。「王の墓」というのが、考古学の定説とされていましたが、ミイラや副葬品は見つかっていません。また、巨大な石の積み上げ方法についても、新説が出ています。

1902年に開館したカイロ博物館の外観。赤いネオクラシカル様式の建物と、カイロ中心部の街並みが広がる風景。

ギザのピラミッドと向き合いながら、古代エジプト文明の全体像を体感できる大エジプト博物館は、エジプトを訪れるならぜひ足を運びたい場所です。


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